ネタの種類
作品によってどういうネタが多く使われるのか違いますよね。
そして、人によって好みのネタは違います。
この記事ではギャグ漫画で使われるネタの種類を挙げています。
絵:
絵によるボケです。ネタの中でも、最もスタンダードかつ最古だと思います。
やっぱり漫画ならこれがないと!
言葉:
言葉によるボケです。漫才でお馴染みですね。
絵と言葉の両方が詰められたギャグ漫画は充実した気分になりませんか?
(漫画の原稿を描くのが忙しいときに多用されることは暗黙の了解)
ツッコミ:
ツッコミの秀逸さによって笑わしてきます。
標準的なツッコミは読者の代弁ですが、小難しい言い回しやボケによって起こる二次的な現象の予想(※)など、読者の斜め上の鋭いツッコミによって笑わせにかかることがあります。誕生したのは最近?
※分かりにくいので例「新幹線と亀が同じ速さで走っててん」「亀がそれなら、兎は光速を超えるわ」
気まずさ:
人同士の関わりの中での気まずさを表現するネタです。
シュール系漫画に多いです。ちょっぴり大人向け。
下ネタ:
性的なネタも含みますが、ここでは主に排泄物などのネタを指しています。
笑いは共感と意外性によって起こります。下ネタの場合は、
排泄・性は人類が共通して知っている事=共感
普段それらに関する言動を禁じられているので表現すると驚きやすい=意外性
というメカニズムのため、誰もが理解できる鉄板ネタになると考えられます。
特に子どもは、幼児期なら肛門期に排泄の快感を、小学生高学年なら性を知って日が浅く、中高生なら性欲が強くなる時期です。よって下ネタに興味が強く、また、大人に叱られるほど表現したくなるという心理から、大人よりも受けが良いです。
しかし、大人になるにつれて下ネタは「無理!」とか「おもんない!」という人が徐々に増えます…。残念。
小ネタ:
ネタとネタの間に挟むちょっとしたネタのことです。
小ネタを挟むことで、前のネタによる笑いの勢いを殺さずに次のネタまで勢いを引っ張ることができます。
ずっとギャグのターン!!
コメディ:
ギャグネタというカテゴリには入りませんが、書いておきます。
日常で起こりうるコミカルな出来事が描かれます。コメディ色を付けたい時、あらゆるジャンルの漫画・小説・落語・演劇など創作活動で活用されます。
ギャグネタと比べて意外性が薄いため大爆笑はありませんが、全ての年代に受けるネタです。
2016年で連載終了したあの「こち亀」もギャグよりはコメディが強い漫画です。だから40年も続いて愛されたのでしょう。
ギャグを生み出す事に悩み過ぎて短命になりやすいと言われるギャグ漫画家ですが、コメディ的なストーリーを取り入れれば、必死にギャグだけで勝負して精神を摩耗することはもしかすると無いかもしれません。…読者の年齢層によりますが!