1970年代
この頃になると、現在の笑いの取り方に近付きます。
言葉によるボケに捻りがあり、頭身がシーンによって変わったり、絵に迫力が付きました。
さらに、ツッコミが注目されるようになり、大声やズッコケなど大げさなリアクションが描かれました。
50〜60年代によく登場していた威張りん坊の代わりに、ツッコミ担当の常識人が登場しました。
ただし、ボケとツッコミの文化(しゃべくり漫才)自体は1930年代からありました。
海外のギャグは風刺的でツッコミがありません。日本も同じくそうでしたが、この頃から風刺が無くなりツッコミが登場したことから、日本のギャグ漫画が独自の進化を遂げ始めた時代であると考えられます。
背景が描き込まれ、風景のみのコマ・遠近法などアングルがころころ変化するようになりました。
コマ割りでは、ボケが大きいコマに陣取って笑いが前面に押し出されました。
代表作;デロリンマン、こち亀、マカロニほうれん荘